さむぶろぐ

ルービックキューブが好きな社会人が日常生活、たまにキューブについての記事を書くブログ

どうも、佐村健人、通称Sumです。




〜そもそものきっかけは、例のコロナウイルスだった〜




5月上旬、友人のもちさんが突如開始した大喜利cas。その内容は



「配信者の自分が作成した大喜利のお題に対し、視聴者が答える。そして最後に配信者が自分で考えた答えを発表する。」 



たったこれだけのことを2時間行うという狂気のcasでした。そしてそれだけ大量のお題が用意できた理由が、「コロナの自粛期間に大喜利のお題を100問作成したから」というものでした。この人はもうヒトか大喜利かの二択で選ぶなら大喜利なのよ。



ということで2時間経ってもまだまだお題は残っていて、 その次の週にも同様のcas(こちらも2時間ぐらい)を行っていました。そして僕は第二回の方をフルで視聴し、約20問のお題に全て回答しました




え?お前も大喜利狂いじゃないかって?違いますが。



 というわけで(???)、「次回はもっときちんと企画立ててコラボしませんか?」という僕の呼びかけから始まったのが…




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そう、「大喜利 at Home」です!

僕ともちさんはできるだけ視聴者に楽しんでもらえるように、企画内容や配信方法などを5月末から練りに練ることにしました。



基本方針として上がったのが…
① 配信者が出したお題に視聴者が答えるという基本スタンスは崩さない
② 視聴者の回答のハードルを下げるために、毎日Twitterで「本日のお題」を投稿する
③ やはり盛り上がるのは対戦形式ではないだろうか


だいたいこの3点でした。

というわけでその基本方針が決まった次の日には大喜利 at Homeの開催を公表し、②は即座に実行に移されました。なぜそんなに迅速なのか?そりゃあ100問もお題を作成した大喜利狂いがいるからですよ。



そして大喜利 at Homeの事前企画として投稿された第一問がこちらです。


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 さて、こちらの画像、IPPONグランプリお題ジェネレータで作ることができます。外枠が整うとやはりそれっぽくなりますね。芸能人が言ったことはなんかそれっぽく聞こえるみたいなそんなやつです。思いっきり下に番組名書いてるけどいいのかな…まあ商業利用しないし別にいいか。


やはりツイキャスよりもTwitterの方がハードルは低いので、たくさんのリプライが届いていました。良かったのがこれとかですね。

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現代の車も勝手に合成してくれるのよね。



僕の答えもいきます。



生殖

男女男男女男女のリズムでクラクションを鳴らす

チンさむロードを自動で発見して通る



…はい次の日のお題。


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これのベスト(今後、この判定は全て独断によるものです)回答はこれでした。


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このままだとまっしゅに企画を乗っ取られるんじゃね…などと思いながら刻一刻と本番の開催は近づいていきます。

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また別の日。

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これは僕の回答がまあまあ良かったかなと思うので2つほど投げておきます。

パピコのちぎった上側を食べずに捨てることができる

おやつに資本ケーキを食べる

いかがでしょうか…僕の感性が皆さんとズレていたらやだなあと思いながら今回の記事は進んでいきます。

またまた別の日。
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僕の答えはこれです。明らかに牛乳のほうが面白い。

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と、こんな感じで他の人もどんどん面白くなっていってますね。


ここで時系列は再び企画会議に遡り、方針③の対戦形式について。


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 これは大喜利 at Home当日のもちさんのパワポ(厳密にはなんかパワポとは違うやつ)を引用して使わせていただいてます。


簡潔にまとめると

① もちさんと僕が10問、完全に新作のお題を作ってくる

② そのお題は当日まで絶対に公開しない。完全初見で相手に答えさせる

③  視聴者の皆さんにも答えてもらい、もちさんと僕で読み上げて笑ったりツッコんだりする

④  最後に自分で考えてきた回答を紹介する。(本家IPPONの松本さんみたいなのを想像してください)(松本さんがあのお題を作っているわけではないけど)

⑤ 最後にもちさんと僕、どちらがより面白かったかを視聴者投票で決定する


以上5点です。

初見は怖いですけど視聴者なんて全問初見ですからね。何も言い訳はできないわけです。



さて、皆さんもうお分かりでしょうか…このデスマッチに勝つために一番大事なのは何か… 
そう、それは圧倒的に④、「自分で考えてきた回答の紹介」です。自分で作ってきたお題に対して面白い回答を用意する、この一見マッチポンプとも言える行為、実はそういうわけでもないんです。大喜利のお題をたくさん作ったことのある人ならお分かりだと思うのですが、面白いお題を作ることができても面白い回答が思いつくとは限らないんですよね。なので僕はここで視聴者票を得るために回答作成に力を入れました。



そんなこんなでいつの間にか6月9日になり、ついに始まった大喜利 at Home。まずは主催者のもちさんがPCのスクリーン配信を使って一人で配信を始めます。


「大喜利が上手になるとうまい切り返しができるようになる」「それを超えると禅の領域に至る」などなど導入部分でもちさんがテキトーなことを言っている間に僕はPCのLINEでビデオ通話を開始し、スピーカーをオフにして待機していました。

デスマッチの前に小手調べのような感じでもちさんが出題して場を温めます。

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そして事前に宣伝をしていたこと、そしてTwitterの今日のお題で視聴者の大喜利筋(??)を鍛えていたことによる効果で、良い視聴者回答が出るわ出るわ。

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そしてもちさんの回答。

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さすがもちさん、④がいかに大事かがよく分かっている。視聴者回答も面白いし、これは想像以上に激しいデスマッチになりそうだ…



中編ではいよいよ20問デスマッチが始まります。僕は即興で面白い回答を出せるのか、もちさんに勝つことはできるのか…どうぞお楽しみに。
 

人間は、とにかく確率論に弱い。



(表裏の出る割合が半々の)コインを投げて9連続表が出たとしても次に表が出る確率は50%であるし、ランダムにサイコロを投げて3連続で1が出ても別に1/216の奇跡というわけではない。(3,1,6と出る確率も4,4,1と出る確率も全てが1/216なので)


降水確率10%で傘を持たずに出かけたら雨に降られて天気予報に文句を言うのは筋違いだし、SSR排出率1%のガチャを100連回したところで必ずしもSSRが引けるわけでもない。


というわけでアドカレ以来となる本日の記事のテーマは「確率論」です。よろしくお願いします。





さて、巷ではウイルスがバズっているので確率論に絡めたウイルス感染検査問題を紹介します。




「あなたは1万人に一人の確率で感染者が存在するウイルスの感染検査を受けることになった。この検査の精度は99%。あなたがこの検査を受けた結果、なんと陽性であった。さて、あなたが本当に感染している確率はどのくらいだろうか?」





高校生の気持ちに戻って解説します。


まあここに書いてある通りなのですが…100万人が検査をしたとして「陽性」と判断されるのは9999(陰性の999900人のうち1%が誤って判定される)+99(陽性の100人のうち99%が正しく判定される)=10098人なのであなたの感染率は1%未満であるということです。





99%の精度でもこんなことになるのだから、現在行われている検査がどんなことになるかもうお分かりですね?通常の検査ならウイルスが十分に殖えるまで72時間待機したりしますが現在のPCR検査では大幅に短縮したりしているそうです(技術の進歩と言われればそれまでですが)。


「陰性」と判断されようとも体調が悪ければ自宅待機しなければいけないことに変わりはなく、「陽性」だろうとも別にワクチンも存在しないのだから確実な治療法があるわけでもありません(一応完全隔離みたいなことにはなるけど)。ベッドも人手も確実性も何も足りない、検査などしない理由ならいくらでも挙げられます。



7年前の時点で大規模ウイルス感染の検査をいちいち受けることの愚かさに気づいていた僕を褒めてくれていいんですよ







話は突然安っぽい話に戻りますが、どの宝くじ売り場から1等が出るかは完全ランダムなので過去に1等が出たことは全く関係ないのですが、人間の感覚的に(ここはもう出たことあるのか…じゃあここで買うのはやめとくか)となるのではないでしょうか?つまり宝くじ売り場は



「この売り場は1等、2等が一度も出たことありません!おすすめですよ!」 


「この売り場では1等が二度も出たことありますが確率論的には独立な事象なのでどこで買おうとも関係ありませんよ!だから買いましょう!」


 
と宣伝すべきだと思います。日本宝くじ協会さん、参考にしてはいかがでしょうか?






ところでYouTuber始めました。ふざけたことやってるので良ければ見ていってください。





 

この記事はSpeedcubing Advent Calendar 2019 24日目の記事です。


昨日の記事はみねぼ君の「そのF2L、捨てませんか?」でした。

明日は最終日、Yuukiさんの「なんかかく」です。




初めましての方は初めまして、久しぶりの方はお久しぶりです。ブログで生計を立てている美少女キューバー、佐村健人と申します。



僕がスピードキューブを始めたのは2015年5月、大学一回生の時のことです。そしてその7ヶ月後、様々な種目の第一人者たちが自分の知識や経験、技術などを公開してくれるこの企画をとても楽しく読ませていただき、自分も何か書けることが身に付けば来年は書いてみようかなと思いました。


そして一年後さらに一年後そのまた一年後と様々な観点から開眼4についての記事を書いてきました。割と読者も多いようでありがたい話です。ズエさんの初心者導入記事とすがまさんの上級者向け記事、そしてさじーさんの非常に実践的な今年のアドカレと合わせてだいたい国内の4の整備は完成したと言えるのではないでしょうか。そして僕個人もまあまあな公式タイムを残したので記事の正当性も上がることでしょう。(これは何も冗談ではなく、内容を書き換えていなくとも筆者が速くなることで記事の内容は自動的に"正しく"なっていくのです。)


もう4について僕が書けることは細かいtipsぐらいしか残されておらず、正直内緒にしたいので,一つの記事に足るボリュームに膨らませるには限界があると判断しました。そんなわけで今年は例年と全く違う内容と、ただのブログ記事も書きました。開眼にあまり興味が無い人も暇つぶしだと思って読んでくれれば幸いです。量は増やして質は落ちてます




自分の意見を正しく伝える文章を書くのはとても大変ですが、だからこそとても楽しいです。スピードキューブと同じくらい。だから僕はスピードキューブについての文章を書くこの企画が好きです。カツカレーみたいなもんだし(雰囲気台無し)。


おそらく今年が僕の最後のアドカレ参戦となります。こんなこと言って「割と仕事楽だったわ〜ww」とか言ってる可能性はありますがまあ無いと思います(そもそも書くことが無い)。

僕のこれまでのキューブ人生はだいたい伝えました。次はあなたが某日の主役になる番です。僕にあなたのことを教えてください。まあ来年もこの企画が行われると決まったわけではないですが。







〜〜〜お品書き〜〜〜




① 佐村健人の2019年公式大会まとめ

私、佐村健人が今年出場した9(4日後の広島大会を含めれば10)大会の結果と雑な感想を詰め合わせた一品。
FMCも開眼競技も行わないお客様の暇つぶし、またはメインの前菜にどうぞ。




Ao5 8.806 解説&思考過程+α 〜おまけソルブを添えて〜

なんか平均Sub9の動画が撮れたので一体どんなことを考えてソルブしたのか、上手かったところ、ダメだったところ、おまけソルブの解説を主にF2L中心に行った一品。

真面目に読み込まずに赤茶色の手順を覚えるだけでも良し、alg.cubing.netで遊ぶだけでも良し、おまけの神ソルブだけ回してみるも良し。お好きなお召し上がり方でどうぞ。
(ソルブってソルベに似てて一瞬見間違えるよね(いいえ??))



③ 6Yau L8E変えてみた(4×4&5×5 pairingの紹介)

おそらく日本で自分ぐらいしか使用していないであろう6Yauの新たなエッジセット、「4×4&5×5 pairing」について紹介した一品。

リダクションでは絶対不可能な方法となっていますが6を解く方はぜひお召し上がりください。 



Nemesisを無くそう〜新時代の幕開けを祝って〜


皆さま、「Nemesis」 という言葉をご存知でしょうか?この言葉とそれに非常に関わりの深い「Sum of Ranks」を絡めて紹介した非常にコンパクトな一品。


2020年、ついにその牙城は崩される。 
 

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