さむぶろぐ

ルービックキューブが好きな社会人が日常生活、たまにキューブについての記事を書くブログ

みなさんお久しぶりです。または初めまして。佐村健人、通称Sumと申します。





いきなりですが私のルービックキューブの実力は下の動画の通りです。だいたい100回平均で10秒ちょいです。  


さて、世の中には私のように、「特技:ルービックキューブ」とプロフィール欄に書いている人がいると思います(さらに上の動画のような大会に出る選手のことを「スピードキューバー」と呼んだりします)。


そして特技を披露する際に誰かに代わりに混ぜてもらったり、その後質問されたりすることがあると思います。


というわけで今回は私が今まで一般人に言われた言葉を紹介すると共に、それに対する返し、もしくは感想などを紹介していきます。




①「それってやっぱコツあるの?」



これはまあダントツナンバーワンですね。「コツあるの?」です。この発言には純粋な驚きだけでなく、


・できることなら揃えられるようになってみたい


・さらに言うと楽に完成させる方法があるなら知りたい


というような願望、もしくは「さすがにこんなに速いのは何かカラクリがあるはずだ」というような鋭い感覚みたいなものが含まれているような気がします。



この質問に対して困ることはあまり無いかもしれませんね。

ルービックキューブを速く揃えるコツとして最も大切なのは回し方です。通常、面を手で掴んで回すような回し方をイメージするかもしれませんが、上の動画をスロー再生していただければ分かる通り指一本で回しています。「こういう感じで回すんです〜」と言いながら見せたりしますね。それ以上のことは説明しないです。誰も聞いてくれないし





②「1面までなら揃えたことあるんだけど〜」



これも多いですね。
次の面揃えようとしたら他崩れちゃうもん」とセットで言われることも多いです。

実際、特別な解法を知らなくてもしばらく回して1面だけなら揃えられる人は結構いますよね。私もその一人でした。


これに対する返しもあまり困らないですかね。
「実は最低5,6手順覚えるだけで全面完成できるんですよ〜」とか、「分かります、僕も最初そうでした〜」みたいな方向でおだてるのが一般的です(本当か?)。


私の感覚にすぎないですが自分のようにキューブにのめり込む人は、最初何も調べずに1面だけなら揃えられた人が多い気がします。素質があるんですかね?







③「3面(3×3)だけじゃなく4面(4×4)のとかもあるよね?」



これは思いっきり解釈を間違えていますが別にそこまで気になりません。それぞれ「9面」、「16面」のこともありますね。

最初の頃こそ(キューブは全て6面です〜〜〜)と思っていましたが別に言いたいことは伝わるし、いちいち揚げ足を取ることも無いかなと思いますね。

こういう時に揚げ足を取ると自分がそういう間違いをした時にフォローしてもらえませんよ。





ここからは少しだけ「う〜〜ん??」ってなるシリーズです。少しご注意ください。






④「2面までなら揃えられたことあるんだけど〜」


これは内心(本当っすか〜?)となってしまいますね。自力で2面まで揃えられる人はたま〜にいますがそんなにいないので話半分で聞きながら「お〜それは凄いっすね、じゃあ全面揃えられるように頑張りましょう!」と言ったりしますね。


本当に自力2面ができる人なら素質ありますからね。本当ならね。






⑤「それってなんか覚えゲーなんでしょ?」


はい、カチンと来た。

この人は漢検一級の人に「漢字3000個覚えただけでしょ?」、英検一級の人に「30000の英単語と英文法を覚えただけでしょ?」とか言うんですかね?
 

こういう人には「そうですね、
軽く200ぐらい手順を覚えて、今のパターンがどれに当てはまるかを一瞬にしてアウトプットして、適切な指使いを身に付けるために反復練習を2万回ぐらいしたらだいたいこのくらいの速さになりますね!
」と言っています。


皆さんもこういう相手には嫌悪を隠さずに対応した方が良いと思います。あと不必要に謙遜せずちゃんと努力したのならそれを伝えましょう。





⑥「速すぎてもはや気持ち悪い」 


これ言う人いますよね。  ムカつくわ…


これを言うのは関西の人に多い気がします。その理由もなんとなく思いつきました。

関西人は隙あらば何かをネタにして目立とうとするので(偏見)、自分が主役でもないのに凄い人とかをなんとかイジったりして(偏見)、しゃしゃり出てくるんですよね(大偏見)。東大生をイジるさんまもこの構図です(炎上)。


こういう人にはあまり関わらないようにしましょう(自戒)。もしくは別の場でやり返しましょう(最低のアドバイス)。






この先はもう許せないレベルになってきます。ご注意ください。






⑦「3(4,5)面までなら揃えたことあるんだけど〜」


はい、嘘確定。

ルービックキューブを12万回以上揃えた私が断言しますが、「3面までなら揃えたことある」というのはほとんどいいカッコしたいだけのウソ、「4面」は確実にウソ、「5面」は理論上不可能なのでウソつきな上にバカです。

一度私の前で「5面まで揃えたことあんだけどな」ってウソついて彼女の前でイキるおぞましい男がいましたが、持ち前の鋼の精神力でなんとかこらえました。並の精神力だったら確実に手が出ていたでしょう。







⑧「適当に回してたら一回だけ揃えたことあるわ」
 

絶対に●す。 

ルービックキューブを適当に回してたら揃う確率は4000京分の1です。宝くじを一枚だけ買って一等6億円が出る超絶ラッキーを二年連続引き当てる確率が100兆分の1なので、それよりはるかに低確率を引き当てたということですね。つまりクロ。

「なんか凄いやつだと思われたい」みたいな浅はかな考えは伝わりますが、我々は本気でやってるのでそんなウソ分かりますからね。あんまりバカにしないでくださいね。誰も指摘していないだけでみーんな分かってます。

一回だけ」って言っておけば今揃えられなくてもいいと思いやがって卑怯者が。


私は会社の先輩にこれを言われた瞬間に(スーン)となってしまいました。ルービックキューブを紹介する番組でサバンナ高橋が「偶然一回だけ出来て神童と呼ばれた」という嘘をついていたこともありましたね。すべてバレてますので。はい。






ここから先は番外編です。






⑨「目隠しでもできるの??」



困った。
出来ないわけではないんですがめっちゃくちゃ時間かかります。詳しくはここの記事で。

めんどくさいので「そうなんです、できる人もいるんですけど僕は苦手なんです〜」で切り抜けています。練習しろ
 



⑩「なんか混ぜるのも難しいんだよね」
 


これが最も対応に困ります。「混ぜようとしてたのになんか揃ってきちゃった」 というのもありますね。


実はルービックキューブはある程度以上混ぜてしまうと難易度はほぼ変わりません。でもこれを一般の人に伝えるのは難しいですし、一面に黄色パーツが4つぐらいあるとなんだか揃いやすそうに見える気持ちも分かります。


だから怒ることも弁解することもできず、ただ複雑な顔をしながら愛想笑いをするだけ…
上手い対応があれば誰か教えてください。





ということで、我々スピードキューバーが一般人からのリアクションの際に思っていることでした!
良いお年を!!!


 

どうも、佐村健人、通称Sumです。




〜そもそものきっかけは、例のコロナウイルスだった〜




5月上旬、友人のもちさんが突如開始した大喜利cas。その内容は



「配信者の自分が作成した大喜利のお題に対し、視聴者が答える。そして最後に配信者が自分で考えた答えを発表する。」 



たったこれだけのことを2時間行うという狂気のcasでした。そしてそれだけ大量のお題が用意できた理由が、「コロナの自粛期間に大喜利のお題を100問作成したから」というものでした。この人はもうヒトか大喜利かの二択で選ぶなら大喜利なのよ。



ということで2時間経ってもまだまだお題は残っていて、 その次の週にも同様のcas(こちらも2時間ぐらい)を行っていました。そして僕は第二回の方をフルで視聴し、約20問のお題に全て回答しました




え?お前も大喜利狂いじゃないかって?違いますが。



 というわけで(???)、「次回はもっときちんと企画立ててコラボしませんか?」という僕の呼びかけから始まったのが…




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そう、「大喜利 at Home」です!

僕ともちさんはできるだけ視聴者に楽しんでもらえるように、企画内容や配信方法などを5月末から練りに練ることにしました。



基本方針として上がったのが…
① 配信者が出したお題に視聴者が答えるという基本スタンスは崩さない
② 視聴者の回答のハードルを下げるために、毎日Twitterで「本日のお題」を投稿する
③ やはり盛り上がるのは対戦形式ではないだろうか


だいたいこの3点でした。

というわけでその基本方針が決まった次の日には大喜利 at Homeの開催を公表し、②は即座に実行に移されました。なぜそんなに迅速なのか?そりゃあ100問もお題を作成した大喜利狂いがいるからですよ。



そして大喜利 at Homeの事前企画として投稿された第一問がこちらです。


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 さて、こちらの画像、IPPONグランプリお題ジェネレータで作ることができます。外枠が整うとやはりそれっぽくなりますね。芸能人が言ったことはなんかそれっぽく聞こえるみたいなそんなやつです。思いっきり下に番組名書いてるけどいいのかな…まあ商業利用しないし別にいいか。


やはりツイキャスよりもTwitterの方がハードルは低いので、たくさんのリプライが届いていました。良かったのがこれとかですね。

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現代の車も勝手に合成してくれるのよね。



僕の答えもいきます。



生殖

男女男男女男女のリズムでクラクションを鳴らす

チンさむロードを自動で発見して通る



…はい次の日のお題。


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これのベスト(今後、この判定は全て独断によるものです)回答はこれでした。


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このままだとまっしゅに企画を乗っ取られるんじゃね…などと思いながら刻一刻と本番の開催は近づいていきます。

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また別の日。

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これは僕の回答がまあまあ良かったかなと思うので2つほど投げておきます。

パピコのちぎった上側を食べずに捨てることができる

おやつに資本ケーキを食べる

いかがでしょうか…僕の感性が皆さんとズレていたらやだなあと思いながら今回の記事は進んでいきます。

またまた別の日。
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僕の答えはこれです。明らかに牛乳のほうが面白い。

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と、こんな感じで他の人もどんどん面白くなっていってますね。


ここで時系列は再び企画会議に遡り、方針③の対戦形式について。


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 これは大喜利 at Home当日のもちさんのパワポ(厳密にはなんかパワポとは違うやつ)を引用して使わせていただいてます。


簡潔にまとめると

① もちさんと僕が10問、完全に新作のお題を作ってくる

② そのお題は当日まで絶対に公開しない。完全初見で相手に答えさせる

③  視聴者の皆さんにも答えてもらい、もちさんと僕で読み上げて笑ったりツッコんだりする

④  最後に自分で考えてきた回答を紹介する。(本家IPPONの松本さんみたいなのを想像してください)(松本さんがあのお題を作っているわけではないけど)

⑤ 最後にもちさんと僕、どちらがより面白かったかを視聴者投票で決定する


以上5点です。

初見は怖いですけど視聴者なんて全問初見ですからね。何も言い訳はできないわけです。



さて、皆さんもうお分かりでしょうか…このデスマッチに勝つために一番大事なのは何か… 
そう、それは圧倒的に④、「自分で考えてきた回答の紹介」です。自分で作ってきたお題に対して面白い回答を用意する、この一見マッチポンプとも言える行為、実はそういうわけでもないんです。大喜利のお題をたくさん作ったことのある人ならお分かりだと思うのですが、面白いお題を作ることができても面白い回答が思いつくとは限らないんですよね。なので僕はここで視聴者票を得るために回答作成に力を入れました。



そんなこんなでいつの間にか6月9日になり、ついに始まった大喜利 at Home。まずは主催者のもちさんがPCのスクリーン配信を使って一人で配信を始めます。


「大喜利が上手になるとうまい切り返しができるようになる」「それを超えると禅の領域に至る」などなど導入部分でもちさんがテキトーなことを言っている間に僕はPCのLINEでビデオ通話を開始し、スピーカーをオフにして待機していました。

デスマッチの前に小手調べのような感じでもちさんが出題して場を温めます。

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そして事前に宣伝をしていたこと、そしてTwitterの今日のお題で視聴者の大喜利筋(??)を鍛えていたことによる効果で、良い視聴者回答が出るわ出るわ。

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そしてもちさんの回答。

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さすがもちさん、④がいかに大事かがよく分かっている。視聴者回答も面白いし、これは想像以上に激しいデスマッチになりそうだ…



中編ではいよいよ20問デスマッチが始まります。僕は即興で面白い回答を出せるのか、もちさんに勝つことはできるのか…どうぞお楽しみに。
 

人間は、とにかく確率論に弱い。



(表裏の出る割合が半々の)コインを投げて9連続表が出たとしても次に表が出る確率は50%であるし、ランダムにサイコロを投げて3連続で1が出ても別に1/216の奇跡というわけではない。(3,1,6と出る確率も4,4,1と出る確率も全てが1/216なので)


降水確率10%で傘を持たずに出かけたら雨に降られて天気予報に文句を言うのは筋違いだし、SSR排出率1%のガチャを100連回したところで必ずしもSSRが引けるわけでもない。


というわけでアドカレ以来となる本日の記事のテーマは「確率論」です。よろしくお願いします。





さて、巷ではウイルスがバズっているので確率論に絡めたウイルス感染検査問題を紹介します。




「あなたは1万人に一人の確率で感染者が存在するウイルスの感染検査を受けることになった。この検査の精度は99%。あなたがこの検査を受けた結果、なんと陽性であった。さて、あなたが本当に感染している確率はどのくらいだろうか?」





高校生の気持ちに戻って解説します。


まあここに書いてある通りなのですが…100万人が検査をしたとして「陽性」と判断されるのは9999(陰性の999900人のうち1%が誤って判定される)+99(陽性の100人のうち99%が正しく判定される)=10098人なのであなたの感染率は1%未満であるということです。





99%の精度でもこんなことになるのだから、現在行われている検査がどんなことになるかもうお分かりですね?通常の検査ならウイルスが十分に殖えるまで72時間待機したりしますが現在のPCR検査では大幅に短縮したりしているそうです(技術の進歩と言われればそれまでですが)。


「陰性」と判断されようとも体調が悪ければ自宅待機しなければいけないことに変わりはなく、「陽性」だろうとも別にワクチンも存在しないのだから確実な治療法があるわけでもありません(一応完全隔離みたいなことにはなるけど)。ベッドも人手も確実性も何も足りない、検査などしない理由ならいくらでも挙げられます。



7年前の時点で大規模ウイルス感染の検査をいちいち受けることの愚かさに気づいていた僕を褒めてくれていいんですよ







話は突然安っぽい話に戻りますが、どの宝くじ売り場から1等が出るかは完全ランダムなので過去に1等が出たことは全く関係ないのですが、人間の感覚的に(ここはもう出たことあるのか…じゃあここで買うのはやめとくか)となるのではないでしょうか?つまり宝くじ売り場は



「この売り場は1等、2等が一度も出たことありません!おすすめですよ!」 


「この売り場では1等が二度も出たことありますが確率論的には独立な事象なのでどこで買おうとも関係ありませんよ!だから買いましょう!」


 
と宣伝すべきだと思います。日本宝くじ協会さん、参考にしてはいかがでしょうか?






ところでYouTuber始めました。ふざけたことやってるので良ければ見ていってください。





 

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