さて、改めて皆さんに嬉しい報告がございます。
神戸大会2018にて、3×3目隠し初成功、公式記録を残すことができました!!!
さて、あれほどまでにBLDを嫌がっていた僕がどうやって公式大会での成功にまで至ったのか、今回はそんな記事でございます。単なる思いつき
そもそも3BLDとは、
①まずはキューブの配置を確認して記憶します。
②記憶が終わったら目隠しを装着し…
③ソルブ中に不正が無いようにジャッジに隠されて…
④成功したら椅子を吹っ飛ばす勢いで喜ぶ。
この一連の動作の合計時間で競います。上記の通り僕の記録は6:22.00。ちなみに日本記録は22.30秒なので5分59秒70遅いですね。17倍かかってますね。
まあ1分切るのはかなりの練習と事前準備が必要ですけど、小さな国内大会の制限時間(10分)なら誰でも切ることが出来ます。
さて、昨今の技術革新により、3BLDはほとんど考えずに解くことが出来るようになりました。覚えるのはM列の特別手順(4つぐらい)と各自の基準面とナンバリングのみです。
ではまず、僕の基準面とナンバリング紹介から。
僕の基準面は緑Uで白Fです。理由は3をソルブする時に僕が青クロスだからです。何万回も青色を下にして解いてきたので、コーナーに青ステッカーがあった瞬間にその対応するひらがなが全体の下半分にあると本能的に察知できると思ったからです。(実際はそんなでもなかったけどこういうのは気持ちが大事。)白をFにしたのは何万回もスクランブルするときに自然と白と緑が見えるようにキューブを持ち替えるからです。(実際はそんなでも(以下略))
ナンバリングはU面からF,L,B,R,Dの順番にあ〜は行、エッジは上側から時計回り、コーナーは右上から時計回りです。つまり僕の基準面とナンバリングの場合、緑黄色エッジの黄色ステッカーは「た」、青赤白コーナーの青コーナーは「へ」となります。
さて次に現代BLDerの誰もが通る道、M2OP法の説明です。僕もこれで解きました。(ULB buffer,DFbuffer)
コーナーを揃えるOP法の基本となる動きは
R U’ R’ U’ R U R’ F’ R U R’ U’ R’ F Rです。まずはこの手順を回してみましょう。コーナーの「え」と「ぬ」のステッカーが入れ替わっていますね?エッジの「さ」と「た」の入れ替わりは一旦スルーしてください。
実はこの基本動作をFセットアップした手順、F R U’ R’ U’ R U R’ F’ R U R’ U’ R’ F R F'はただのY-permです。これはコーナーの「え」と「い」の交換と捉えられます。
次。D2 F' R U’ R’ U’ R U R’ F’ R U R’ U’ R’ F R F D2 を実行すると…「え」と「ひ」が交換されました。
もう分かったと思います。コーナーの分析と実行の手順は、「え」の位置にあるステッカーが本当はどの位置にあるのかを分析し、正しいセットアップで「ぬ」の位置に持って来ることの繰り返しなのです。本当は別の位置にあるはずのコーナーが「え」の位置にあるということは…?そう、別の位置のコーナーにはまた別のコーナーが入ってしまっているのです。それを毎回毎回「え」の場所に引きずり出して正しい場所にぶち込むことの繰り返しなのです。僕はケーニヒスベルクの橋とマージソートを想像しました。(そんなに良い例えでもないので調べなくていいです。)
(M2法と奇数の場合などの説明…coming soon!!)
正直、cube voyageの記事をちゃんと見てみたらめっちゃ丁寧な解説だったので、これで家でも成功しないのはただやる気が無いだけですね。出来ない自分に酔っている。僕がそうだったので間違いない。
それでは実際に神戸大会で僕が成功させたスクランブルを入手したので解いてみましょう。
scramble: B2 R D2 F2 L2 B2 R D2 U2 R U R B' R F2 U' B U B2 Uw2
コーナー: へすぬかあ/うにう
エッジ: ううにいひ/あけねた/えへさ
どっちも偶数なので分析は正しいっぽいですね。LBエッジがすでに入っているのでループが一周なら10文字、それ+ループの途切れた回数が二回なので12文字となります。ループが切れた時は基本的に残ってるパーツの中からひらがなが若い順に次のループを開始するようにしています。覚えやすい言葉になるときはその規則に当てはまらないこともあります。(「…はさ」でループが終わったときにFLDコーナーが残っていたので「く」、「し」、「へ」の中から普通なら「く」を採用するけど『あっ、「馬刺し」って覚えやすいじゃん、今回は「し」にするか!』みたいなことがあったので)
コーナーの記憶: 「ペス」(僕の好きな漫画に出てくる犬。顔も浮かぶ。)が「糠」の中に顔を突っ込んでるので『「あ」、糠の中に隠しておいたとっておきの「ウニ」見つかって食われないだろうな…?』で、見つかって「う…(うめき声)」
で、エッジは12文字の羅列を忘れないように何十回も頭の中で言い直してました。レターペアなんて洒落たものは用意していないので。 僕のように練習回数が圧倒的に少ないとひらがなを間違えることもあるので上記の文字列に到達するのに一分半ぐらいかかったと思います。
実行はエッジからです。頭から消えないように実行中は復唱し続けていました。
僕はタイムを一切求めていないので、エッジが終わった時点でまだコーナーの文字列を覚えてれば、その時点で90%勝利といえました。今回の場合は犬の名前だけ一瞬忘れかけたけどあとのストーリーはすぐに思い出しました。勝手にウニ食われて悲しくなりながら実行してました。
まあセットアップ戻しに失敗することもたまにあるし、成功してるかは五分五分かなーというテンションでした。
まあ何はともあれ成功して本当によかったです。たぶん3分切りぐらいならできそうなので少しは家でも練習しようかなーと思います。
神戸大会2018にて、3×3目隠し初成功、公式記録を残すことができました!!!
さて、あれほどまでにBLDを嫌がっていた僕がどうやって公式大会での成功にまで至ったのか、今回はそんな記事でございます。単なる思いつき
そもそも3BLDとは、
①まずはキューブの配置を確認して記憶します。
②記憶が終わったら目隠しを装着し…
③ソルブ中に不正が無いようにジャッジに隠されて…
④成功したら椅子を吹っ飛ばす勢いで喜ぶ。
この一連の動作の合計時間で競います。上記の通り僕の記録は6:22.00。ちなみに日本記録は22.30秒なので5分59秒70遅いですね。17倍かかってますね。
まあ1分切るのはかなりの練習と事前準備が必要ですけど、小さな国内大会の制限時間(10分)なら誰でも切ることが出来ます。
さて、昨今の技術革新により、3BLDはほとんど考えずに解くことが出来るようになりました。覚えるのはM列の特別手順(4つぐらい)と各自の基準面とナンバリングのみです。
ではまず、僕の基準面とナンバリング紹介から。
僕の基準面は緑Uで白Fです。理由は3をソルブする時に僕が青クロスだからです。何万回も青色を下にして解いてきたので、コーナーに青ステッカーがあった瞬間にその対応するひらがなが全体の下半分にあると本能的に察知できると思ったからです。(実際はそんなでもなかったけどこういうのは気持ちが大事。)白をFにしたのは何万回もスクランブルするときに自然と白と緑が見えるようにキューブを持ち替えるからです。(実際はそんなでも(以下略))
ナンバリングはU面からF,L,B,R,Dの順番にあ〜は行、エッジは上側から時計回り、コーナーは右上から時計回りです。つまり僕の基準面とナンバリングの場合、緑黄色エッジの黄色ステッカーは「た」、青赤白コーナーの青コーナーは「へ」となります。
さて次に現代BLDerの誰もが通る道、M2OP法の説明です。僕もこれで解きました。(ULB buffer,DFbuffer)
コーナーを揃えるOP法の基本となる動きは
R U’ R’ U’ R U R’ F’ R U R’ U’ R’ F Rです。まずはこの手順を回してみましょう。コーナーの「え」と「ぬ」のステッカーが入れ替わっていますね?エッジの「さ」と「た」の入れ替わりは一旦スルーしてください。
実はこの基本動作をFセットアップした手順、F R U’ R’ U’ R U R’ F’ R U R’ U’ R’ F R F'はただのY-permです。これはコーナーの「え」と「い」の交換と捉えられます。
次。D2 F' R U’ R’ U’ R U R’ F’ R U R’ U’ R’ F R F D2 を実行すると…「え」と「ひ」が交換されました。
もう分かったと思います。コーナーの分析と実行の手順は、「え」の位置にあるステッカーが本当はどの位置にあるのかを分析し、正しいセットアップで「ぬ」の位置に持って来ることの繰り返しなのです。本当は別の位置にあるはずのコーナーが「え」の位置にあるということは…?そう、別の位置のコーナーにはまた別のコーナーが入ってしまっているのです。それを毎回毎回「え」の場所に引きずり出して正しい場所にぶち込むことの繰り返しなのです。僕はケーニヒスベルクの橋とマージソートを想像しました。(そんなに良い例えでもないので調べなくていいです。)
(M2法と奇数の場合などの説明…coming soon!!)
正直、cube voyageの記事をちゃんと見てみたらめっちゃ丁寧な解説だったので、これで家でも成功しないのはただやる気が無いだけですね。出来ない自分に酔っている。僕がそうだったので間違いない。
それでは実際に神戸大会で僕が成功させたスクランブルを入手したので解いてみましょう。
scramble: B2 R D2 F2 L2 B2 R D2 U2 R U R B' R F2 U' B U B2 Uw2
コーナー: へすぬかあ/うにう
エッジ: ううにいひ/あけねた/えへさ
どっちも偶数なので分析は正しいっぽいですね。LBエッジがすでに入っているのでループが一周なら10文字、それ+ループの途切れた回数が二回なので12文字となります。ループが切れた時は基本的に残ってるパーツの中からひらがなが若い順に次のループを開始するようにしています。覚えやすい言葉になるときはその規則に当てはまらないこともあります。(「…はさ」でループが終わったときにFLDコーナーが残っていたので「く」、「し」、「へ」の中から普通なら「く」を採用するけど『あっ、「馬刺し」って覚えやすいじゃん、今回は「し」にするか!』みたいなことがあったので)
コーナーの記憶: 「ペス」(僕の好きな漫画に出てくる犬。顔も浮かぶ。)が「糠」の中に顔を突っ込んでるので『「あ」、糠の中に隠しておいたとっておきの「ウニ」見つかって食われないだろうな…?』で、見つかって「う…(うめき声)」
で、エッジは12文字の羅列を忘れないように何十回も頭の中で言い直してました。レターペアなんて洒落たものは用意していないので。 僕のように練習回数が圧倒的に少ないとひらがなを間違えることもあるので上記の文字列に到達するのに一分半ぐらいかかったと思います。
実行はエッジからです。頭から消えないように実行中は復唱し続けていました。
僕はタイムを一切求めていないので、エッジが終わった時点でまだコーナーの文字列を覚えてれば、その時点で90%勝利といえました。今回の場合は犬の名前だけ一瞬忘れかけたけどあとのストーリーはすぐに思い出しました。勝手にウニ食われて悲しくなりながら実行してました。
まあセットアップ戻しに失敗することもたまにあるし、成功してるかは五分五分かなーというテンションでした。
まあ何はともあれ成功して本当によかったです。たぶん3分切りぐらいならできそうなので少しは家でも練習しようかなーと思います。