ここに書かれているメモは僕が多分割Yau(ほぼ5Yau)で今の領域にたどり着くまでにエッジでどのような工夫を行ってきたのかを雑にまとめたものである。読者に速くなってもらいたいという目的は存在していないので十分な注意を払っていただきたい。
まあなんだ、最近まあまあ速くなってきたし誰か役立ててくれい。
まず質問もらったやつ
「棟梁式の後ろ二つはどういう風に決めたらいいか」
最初に倒すのは当然二つがすでにくっついてるやつ。ウイングエッジがくっついてるやつでもオッケー。
実際にやってみよう。
はい白緑あったので最後のパーツを探そう
見つけた。 Uw U' R U' R'で次はFRミドルエッジにいる緑橙のウイングエッジを探す。
いた。 y' U R U' R' でもう片方の緑橙を探す。
さらにy'して緑橙を後ろに回してDw' R U' R' Dwまで。
この場合は見やすいようにこう回しているが実際はy' Dw' R U' R' Dw ではなくUt' R U' R' Ut y'とやる。
Utの方がDwより回しやすいので
さて、くっついてるのが無ければ基本的に緑(クロス対面色)のエッジが後回しになるように揃える。
なぜなら
対面色の単独反転はOLLの時まで残しておける(さらにOLL読みもできる)ので最後に対面色エッジを残すべきだから。
これは6になるとさらにその重要性が顕著になる。U面色単独反転を残すとOPが内側か外側か分かるので。
一番ラストのこれ(BRuのとこに緑黄色がある)、どうスロットインするか。
これはR U' R' は大悪手でF R' F' Rのスレッジハンマーで緑エッジの単独反転を残すべき。
F2Lがいい感じに見えている場合ならばy U' L' U Lや y' U R' U' Rのように回しやすいスロットインとスムーズなF2L移行を目指そう。
F2L色であろうとも単独交換にできる場合は必ず単独交換にするように。他のF2Lを入れている間に上面に出てきてくれればその時にパリティを回せばタイムロスがなくなる。二組のエッジにまたがるパリティはその辺りの自由度を大幅に減らしてしまう。
僕の場合はその反転エッジが入っているF2Lパーツを最初に探すようにしているが、世の中そう上手くいかないので潔く最初にパリティを回すことも多い。(その間にF2L探すこともできるし大した問題では無い)
ただしわざわざ一組の平行反転がある状態から単独反転にするのはやりすぎ。
さて、スロットインの手数削減は実は二つ増やすだけでものすごく洗練されたものになる。
棟梁式の場合は後ろ二つが埋まっているので目に見えるFR,FLスロットとU面の中だけで完結している。つまりこれをいかに把握できるかはタイムに直結する。
大げさに言ったが内容は至極単純、
U2 F R' F' R→F' U2 F
U F R' F' R→ F' U F
U' F R' F' R→ F' U' F
U2 R U' R'→R U R'
U' R U' R'→R U2 R'
これを使えるようになるだけ。まあ死ぬほどムズいけど
平行反転のパリティ手順はこの7だけでいい
なぜなら8の手順
はあるけどこれの逆側手順
つまり
A A B
A B B
のいい手順があんまり無い上に判別がダルい。
じゃあどうしようか。
R U R' F R' F' R F x パリティ7 x' F'は手数多すぎるので
R U' F パリティ7 F' R'
逆ならy' R' U' R F' パリティ7 Fとなる
F R' F' R F x パリティ7 x' F'は長い。
U2 F パリティ7 F'
これとかならもうR U' R' F xパリティ x' F'でいいと思うけど
U' L' U パリティ L の方が明らかに速い
U面に持ってくるとx持ち替えがなくなるのが大きい
(2019/4/22追記: Single Sub59記念に少しの加筆、修正を行いました。西宮で平均リベンジする)
(2019/7/22追記: Average 1:01.96で棟梁さんたちを抜いて5Yau日本最速になりました。西宮で平均リベンジできたので次はCCKで平均Sub60したい)
5 official single 58.28の動画はこちら↓