皆様、お久しぶりです。私のこと、覚えていらっしゃいますでしょうか。
そうです、私です。佐村健人です。

さて皆様はFTO、やっておりますでしょうか。かく言う筆者もドハマりしてしまい、本記事執筆時点でAo100のPBが40.95秒となっています。メガを抜かすのも時間の問題でしょう。寂しい。

そんなFTOですが、初学者が最もつまづきやすいとされている工程の一つが本記事で説明する「L3T」の「PF(Pair Formaion)」です。
PFに関しては先駆者であるわじまじさんの記事や、最近公開された北村さんの動画があるのですが、正直どちらもちょっとだけ難しいと思います。


わじまじさんの記事はいきなりこの画像が出てきてギョッとしてしまうのと、揃えるためだけであればeven,oddの判断はまだできなくて良いのですがそういった説明が書かれていないという点(もちろん最終的には判断できるようにならないといけないです!)が、

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北村さんの動画は、ヘッジとスレッジを回すことでコーナーとトライアングルがどのように動くか、から考えてセットアップの位置の説明を最初からしている点(もちろん最終的にはどのように動くか理解できないといけないです!)が、それぞれ難しいのではないかと思いました。

しかし、これから紹介する方法であればこんなことは全く一切考えず、機械的にPFができるようになります。

覚えることはペアのGood、Badの判定ルールのみです。はい、ドン!

・どちらも黄色、もしくはどちらも黄色以外であればGood、黄色が1個だけあればBad

つまりこれはGood
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これはBad
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これはGood
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これもGood(どちらも黄色以外なので)
スクリーンショット 2026-07-28 11.38.33
黄色が1個だけあればBad、他はGood の方が良いですかね。
はい、もうL3Tは怖くなくなりました。


ルールは覚えましたね?それではFTOを取り出して実際に回してみましょう。
こちらの画像の位置からスレッジ(R' L R L')を回してみてください。

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こうなっていれば正しく回せています。
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では、これによりどの部分のペアの上下が入れ替わったのか確認してみましょう。
紫紫のペアと青青のペアが下から上に、黄黄のペア二つが上から下になっています。

再度完成状態に戻し、同じ向きからヘッジ(R B' R' B)を回してみましょう。この場合も、先ほどと同様のペアの上下が入れ替わっています。

つまり以下のことが分かります。
・スレッジやヘッジ(以下、「スレッジ系」という言葉に統一します)を回すと、初手で動いたペアの上下が入れ替わる

再度完成状態に戻し、スレッジ U' スレッジ(R' L R L' U' R' L R L')を回してみましょう。
こちらがスレッジ U' まで回した状態です。今までとは異なり、U'をしたことで右奥部分に赤黄のBadペアができています。
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この状態でスレッジすると…
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はい、BadペアがU面に出てきました。これにより以下のことが分かります。
初手でBadペアが動くようにスレッジ系を回すと、そのBadペアの上下が入れ替わる

先述の通り、下側にあるペアはAUFをずらすことでGood→Bad、Bad→Goodに変えることができますが、U面にBadが来るとどうすることもできません。

L3Tは以下のように、6つのペア全てをGoodにすることが目標です。BadペアがU面にあるままでは、絶対にこの状態にはなりません。

スクリーンショット 2026-07-28 11.19.14

では、現在の状態から逆スレッジ(L R' L' R)を回してください。初手でU面のBadペアが動くので、それが下に降りてくるわけですね。
さらにUを回すと6つのペア全てGoodの状態に戻ります。完成状態からスレッジした状態に戻ったので当然ですが。
最後に以下のことが分かりました。
・Pair Formationとは、U面にあるBadペアを下に落とし、AUFをしてGoodペアを増やし、最終的に全てのペアをGoodにする作業である

はい、では具体例を見てやってみましょう!
スクランブル:R B' R' B U' B' R B R' U
スクリーンショット 2026-07-28 15.52.03

下側3箇所が全てBadペアなので、このままスレッジ系を回してもBadがU面に来てしまいます。
そこでU'すると…。
スクリーンショット 2026-07-28 17.31.59

はい、Badが左奥の1箇所だけになったので、ここが初手で動かないようにRまたはR' から始まるスレッジ系を回せば良いということが分かります。例としてヘッジ(R B' R' B)を回すと…。

はい、こうなるのでUしてPair Formationが完了します。
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考える戦略はこの2つだけです。これを意識すれば、どういうAUFをしてどこからスレッジ系を回せばよいか分かるはずです。

・U面Badペアの相方はGoodペアになるようにする
・BadがU面に来ないように、初手を決める


また、L面、R面、B面それぞれから開始するスレッジ系の手順が存在するため、PF完了までは一度も持ち替える必要が無いことも分かります。

当然、スレッジ系一回ではPFが完了しないパターンもあります。
例えば以下のようなパターンは何をどうやってもBadの相方がBadになってしまうので、とりあえずなんかを回すしか無いです。そのうち上記の戦略が適応できるパターンが来ます。
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(8/3 ピリ辛編追記:多少の判断方法、見るべき部分、先読みについての説明)

PFが完成している状態は、黄トライアングルが二つ下に落ちてきています。
スクリーンショット 2026-07-28 11.19.14
これと同様に黄トライアングルが二つ下に落ちてきているパターンがこちらの三つです。

スクリーンショット 2026-08-03 14.22.18
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この4パターンの形が出てきたら「黄色じゃないコーナーと黄色じゃないトライアングルを合わせる」、というように考えましょう。
下側に黄色を含まないGoodペアを作る」と考えても同じです。

これまでの話から、「どのようにAUFをしてもU面のGood、Badの状態は変わらないので、下側でいっぱいGoodを作っておいた方が良さそうだ」ということが分かったと思います。

以下の三つは、黄色じゃないコーナーと黄色じゃないトライアングルを合わせれば全てGoodにすることができます。
スクリーンショット 2026-07-28 11.19.14スクリーンショット 2026-08-03 14.22.34
(最後のこいつはどうAUFを回しても下の状態がGood1 Bad2で変わらないのでどこでもいいです)

スクリーンショット 2026-08-03 14.22.18

こうしておけば、どこからスレッジ系を回せば良い感じになるかもう分かりますよね?U面Badペアが全て下に落ちる位置から回し始めましょう。
AUFの判断方法を「二箇所の黄色と黄色を合わせる」ではなく、「黄色じゃないのと黄色じゃないのを合わせる」にすれば、今から説明する先読みがしやすくなります。

先ほど解説したこのペアの動きをもう一度見てみましょう。


スクリーンショット 2026-08-03 15.55.55
右奥の黄赤Badペアが、スレッジを回すことでU面に上がってきつつ、時計回りに動いて手前部分に移動しています。
左奥の黄赤Badペアは、初手で動かないため下のまま、時計回りに動いて右奥に移動しています。
というわけで、以下のことが分かりました。

・スレッジ系を回すと、初手が時計回りの動きの場合は、全てのペアが時計回りに動く
初手が反時計回りの場合は全てのペアが反時計回りに動く


PFに関する説明をもう一度見返してみましょう。
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こちらのパターンは、RまたはR'から始まるスレッジ系を回すので、左奥の黄赤BadペアはU面に上がってきません。よってこの赤トライアングルは必ず下のままです。
一方、U面の黄赤Badペアはスレッジ系を回すことで必ず下に降りてきます。つまり、PFを完成させる際には必ずここの赤コーナーと赤トライアングルをくっつける必要があるということです。

この場合、どちらのスレッジ系を回しても(それぞれのペアが時計回り、反時計回りのどちら向きに動こうとも)、時計回りに見て赤コーナーの一つ先に赤トライアングルが落ちてきます。

以上のことから、このパターンは[スレッジ U] または[ヘッジ U]でPFが完了することが読めるということになります。
さらに、赤トライアングルは右上の方に行くより下側に来た方が嬉しいので、ペアが反時計回りに動くようにヘッジ Uが最適な処理ということになります。 



おわりに

内容は薄いですが、自分が調べた限りどこにもはっきりとは書かれていない判断方法かな?と思います。

「スレッジを回すことでトライアングルがどんな風に動くか」「現在の状態がevenなのかoddなのか」といった知識はこの先のレベルにおいては非常に重要になり、この記事よりもわじまじさんの記事と北村さんの動画の方が資料としての価値が高いのは言うまでもないです。この記事の判断方法しか理解できていないと、将来的には困ることになります。

それでも、とりあえず完成させたいだけの人にとってはある程度役に立つかも知れません。自分の中に初心者の感覚が残っているうちに書いておいた方が良いと思ったので急いで書き上げました。

それでは、また何かの記事でお会いしましょう。さらば。